シリカゲル撤去と畳床の外科的補修

お菓子の袋の中に入っている「食べられません」と書かれている小袋。シリカゲル。それが畳の下に敷き詰めてあるマンションが時々あります。和室の湿気対策としてオプションに設定されていると聞いたことがあります。

当店の畳工事の際にはすべて撤去させていただきます。ホコリにまみれてスッゴイことになってて再利用は不可能です。畳の重みで粉状になったシリカゲルの微粒子は畳の隙間からお部屋の中に舞い上がる。それを呼吸の際に吸い込んでしまうのではないか。健康に影響があるのではないか心配ですね。

次も同じお宅の畳床の補修をご紹介します。ゴルフボール半分以上ぐらいの凹みが4ヶ所(補修前の写真がなくてすみません)。凹みがひどくて通常の補修の仕方ではダメと判断。外科的大手術となりました。

まずは凹んだまわりを9㎝角にダイケンボードをくりぬき、新たに同じ大きさ厚みのボードをはめ込むという荒業。木工ボンドで密着させ、クラフトテープを張り付けて完了。表替えが完了してしまえばお客様でさえもどこに凹みがあったかも分からない。完ぺきに補修ができました。

ダイケンボード床でもわら床でも一点に荷重が掛かると凹んで(沈んで)いってしまいます。脚で支える重たい家具の場合は脚の下に当て板をしておくことをお勧めします。