「かえで表」は「さくら表」と同様に安全性に関するこだわりを守りながら、有機肥料と最小限の化学肥料を使い、少量の除草剤と殺虫剤を使うことによって、コストを下げています。以前に農薬検査機構の検査を浮けた結果はすべての項目で不検出。農薬の残留性はありませんでした。
栽培方法は
① 土づくりを主体にするため堆肥、ボカシを使用
② 追肥に自家配合・自家発酵した有機肥料300kg程度を使用
③ 殺虫剤には木酢・にんにく焼酎液・アセビ焼酎液等を使用
④ 除草剤を最小限に使用
⑤ 天然の染土だけを使用
①~⑤の相乗効果によって耐久性・色合い共に優れたすばらしい出来映えの畳表に仕上がっています。
上の写真は表のひげの部分を撮った写真です。明らかに草の太さ、表皮の厚みの違いが分かります。「きよなみ」は、草が太くて耐久性に優れ、明るい飴色に退色する品種です。”こだわり”のイグサ作りで坂井さんが生産する「さくら」「かえで」「つややか」表はくつろぎの場としての畳のお部屋に、まさにぴったりの畳表なのです。素手や素足で触って重量感のある「触り心地」をお確かめください。
畳表を製織する際にイグサを「長さ別」に選別することを「抜く」といい、「抜き」とはイグサの長さのことをあらわします。1番抜きとは1番長いイグサのことで品質・色合い・耐久性が最も優れています。そして2番目3番目4番目とイグサの長さが短くになるにつれ、品質・色合い・耐久性は落ちていき商品としての価値が下がっていきます。イグサの長さは産地市場の取引価格の重要な要素となります。
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