琉球表のアップ琉球表いっぱい

大分県国東半島は、日本唯一の七島藺草の産地。七島藺草は別名琉球藺草といい、一般的な畳表は茎の断面が円形になったイグサ科イグサ属の植物「丸イ」であるのに対し、琉球畳の場合はカヤツリグサ科ホタルイ属の「三角イ」と呼ばれる種類。断面が三角形の茎を半分に裂き、乾燥させると丸くなり、畳表の材料となります。
この「三角イ」は「丸イ」に比べて約7倍の磨耗強度を持ち、丈夫で湿気に強く、速乾性に優れています。かつて柔道畳として用いられたのもこの優れた耐久性によるものでした。肌触りはなめらかですが、しっかりとした硬さがあるため、粗く素朴な風合いが思いのほか心地よさを生み出しています。染土(粘土)加工をしてないので、草から油分が出てカビづらく、干し草のような香りがします。
七島藺草の製織は、動力が足踏みからモーターに代わっただけの昔ながらの手作業で行なっています。1枚織り上げるのに熟練者でも約70分かかり、1日に3~4枚を製織出来るくらいの大変貴重なものです。

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NHKテキスト住まい自分流七島藺草の製織草の選別

NHK教育テレビのテキスト『住まい自分流DIY入門』2008、10・11月号に琉球表の生産者・松原正さん(大分県国東市)が紹介されています。彼は他の生産者に比べ、品質の良い国産琉球表を生産しています。当店の琉球畳は彼の表を使用しています。

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