お客様に分かってもらいたいこんなところ
「こんなところが難しい現場だったんですよ」とか「今度はこんなところがいい感じに納まったでしょー。」とか言いたくなる現場のご紹介。
市川駅近くの立派なお住いの耐震補強を兼ねた大規模改修工事です。古くなってしまった畳は床からすべて新規。10畳と8畳が続き間になった素敵なお部屋です。
8畳間には大きな掘りごたつ。このこたつ枠が床に固定されてしまっていて全く動かないようになっています。それに古くなったこたつ枠はゆがんで各辺の長さも違ってきています。こういうのは採寸が難しい!。具合よく納めようと思って気をもんで作るのですが、お客様には分かってもらえない部分です。
10畳の部屋には床の間と床柱があります。古い畳を見ると畳のつなぎ目が柱の中心から完全にずれてしまっています。畳屋さんから見ると「これはカッコ悪い」。出来れば畳の丈の長さを調整して柱の中央につなぎ目を持ってきたいところです。
お客様にはいちいち説明しませんが、今回の現場も具合よくバッチリと納めさせていただきました。仕事は「どれだけやったか」ではなく「どんな気持ちでやったか」が大切だと思っています。
熊本産ひのみどり草麻綿表にへりは金色№5の組み合わせ。