熊本県八代市へイグサの刈り取り研修に行ってきました。

畳表の「イグサ」の刈り取り研修(体験)のため、八代市へ行ってまいりました。ちょっと遅くなりましたが、スマホで撮った写真でご紹介します。
熊本行きの飛行機

主催してくださったのは産地問屋の「平住産業」さん。関東や関西の畳屋さん16人が参加しました。

4人がグループになって、お手伝いする農家さんが決められていました。私はひのみどり草を栽培する早川猛さんという農家さんにお世話になりました。産地では良質な畳表を生産する有名農家さんです。

早朝4時から夕方6時までとってもハードな作業が続きます。
乾燥させたイグサを袋詰めにする作業

先ずは昨日から乾燥機で乾かしておいたイグサの束を取り出して、黒い大きなビニール袋に詰め込んでいきます。すべてのイグサの袋詰めが終わったら、2階の大きな倉庫に運び込んで保管します。

次に、昨日泥付けしておいたイグサを乾燥装置へ並べて、ボイラーを点火し乾燥を始めます。
乾燥スペースに泥付けしたイグサを並べていく

朝食後は田んぼに出てイグサの刈り取り。
田んぼでの刈り取り

昼食後も更に刈り取り。
刈り取り作業B

刈り取ったイグサを泥付けします。泥付け専用の装置(水槽)があって、イグサを詰め込んだケースごと泥に漬け込むことができるようになっています。この泥付けしたイグサは翌日乾燥機にかけることになります。

ここまでで1日の作業が終了です。昔に比べて機械化が進みましたが、ひと月近くこの作業を続けるんですね、ご苦労様です。

今回、早川さんのご厚意で、イグサの刈り取りを体験させていただきました。メンバーと早川さんご夫婦との記念撮影です。
今回ご一緒したみなさんと早川ご夫妻